奈良市は梅雨入り間近!
2022/06/02
こんにちは
いよいよ6月。今日の奈良市は蒸し暑く梅雨入り間近を感じさせます。
そこで、今回の和菓子は団扇につゆ草を描いてみました。
露草(つゆくさ)は、露を帯びた草という意味で、朝露を受けて咲きだし、午後になるとしぼんでしまいます。1日だけの開花なんですね。
万葉集にもあるんですよ。つゆくさを詠んだ和歌が。
朝露に咲きすさびたる鴨頭草(つきくさ)の
日暮るるなへの消ぬべく思ほゆ
万葉集より
鴨頭草(つきくさ)もその中の一つですが「蛍草」「青花」「藍花」「移草」「帽子花」「月草」などつゆ草にはたくさんの呼び方があります。
紫陽花と同じく、日本古来の花には多くの呼び名があるようですね。季節の味わいや情緒を楽しむ日本人ならではの感覚ですよね。
こちらのつゆ草の和菓子は、和菓子教室では作りませんが、7月の「和菓子&食べる芸術講座」で団扇を作ります。その応用編です。