【お寺に紫陽花が多いのはなぜ？】

紫陽花寺って日本各地にあるのはどうして？

「日本のアジサイの名所」と聞いて、「お寺」を連想する人は多いのではないでしょうか。

実は、アジサイの季節である6月は気温の変化が激しく、昔はこの季節に流行病で亡くなる人がたくさんいました。
そのため、アジサイは死者に手向ける花と考えられていたのです。
このことから、かつて流行病が起こった地域では、お寺にたくさんのアジサイを植えるようになったとのことです。

紫陽花は、その多様な色と形状から、人々の心を惹きつけてきました。
また、お寺という静謐な環境の中で、紫陽花の美しさが一層引き立ちます。
そのため、お寺はアジサイの鑑賞に最適な場所となっているのです。

梅雨の時期、奈良市の般若寺の庭園に足を運んでみると、幻想的な風景が広がります。
ガラス鉢の紫陽花の美しさとお寺の厳かな雰囲気が融合した光景は、まさに幻想的！

機会があれば一度、いらしてみてください。きっとお気に召すと思いますから。

さて、今日は、少し趣向を変えた紫陽花の練り切りを作ってみました。

この季節、お寺も和菓子もやっぱり紫陽花ですね。